海外の学校での授業は、生徒達同士でいろいろ話し合ったり議論したりすることが多い。
日本の学校では先生から生徒達に教える形が多い。(最近は日本の教育も変わってきているかもしれませんし、
以前と同じかどうかわかりませんが・・・)
こういうような事をなんとなくでも、聞いたことがあるという方は多いと思います。
それぞれに長所や短所があると思いますし、どちらがどうという事ではないと思いますが…
私が留学中に現地の保育園で働いたり、ボランティアしていた時によく聞いた言葉。
「show and tell」
show=見せる
tell=伝える
見せることと伝えること!
オーストラリアの保育園では、お友達や先生に見せたい物をお家から持ってきてみんなの前で紹介したり、
みんなに話したいこと・伝えたい事(自分の好きな物やお家での楽しかった事など、みんなに聞いてもらいたいことなら何でも!)を発表したりと・・・
保育園に通う小さな子ども達でも、日常的に人前で自分の意見や気持ちを話す機会がありました。
これが"show and tell"
保育園によっては、日本でもやるような「朝の集まり」の時に先生が「みんなに見せたい物や話したいことがある人?」と聞いて、希望者が話す園もあれば、「○○ちゃんは何曜日」というように、月曜日は誰が話す・・・などと決めている園もありました。
こんなふうに・・・
誰がいつ"show and tell"で話すのか、一目でわかる手作りの表☆
曜日の下に、その曜日の担当の園児の名前が貼ってあります。
books, photos, my holiday, special moments...
話す内容は本のことや、お家から持ってきた写真、休暇のこと、自分にとっての特別な時間・・・・・
話題は何でもよくて、とにかくみんなの前で話す経験を大切にしているんだと伝わってきました。
海外の学校では生徒同士でいろいろ話し合ったり議論することが多い。
そのためには、小さい時から人前で話す経験や自分の意見を伝えることが、それに向けた準備なのかもしれないと感じました。
私自身も人前で話すのは得意じゃないです。どちらかというと苦手・・・(^^;)
経験を積めば得意になるのかな!?
あっ!最近、中学生の生徒さんで学校の英語の授業でshow and tellの課題があり、ちょっと教えて欲しい・・・と言ってきた子がいました。
今は、こういうことを授業でやる学校もあるんだと思いましたが、当の本人は「こういうのは苦手・・・」と言いながら、
話す内容を考えていました。
人前で自由に話す経験が少ない、やり慣れていないので急に出されたこの課題に戸惑っていたようです。
気持ちは、とてもよくわかりますけどね(^^)
もちろん、海外の子ども達でshow and tellをやっていた誰もが、人前で話すのが得意になるわけではないと思いますが、
海外の保育園でのこの習慣は、私にとってはとても興味深いものでした☆
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