オーストラリアの保育園シリーズ最終回!
オーストラリアの保育園でのボランティアや勤務の中では、たくさんの子ども達と出会いましたが、素敵な先生達との出会いもありました☆
保育園の建物に入ってすぐの壁には、その園で働いている先生達一人一人の写真が紹介文付きで貼ってありました。
こんな先生が働いているんだと一目でわかり、子どもを預ける保護者にとっては安心だろうなという感じがしました。
新しい先生が入ったとしても、送り迎えにきた保護者の方達もすぐに新しい先生の顔と名前を覚えることができていいですよね。
オーストラリアの保育園の先生達には、ユニフォームがありました。この保育園ではお揃いのユニフォーム(シャツ)に黒のパンツ。
日本では保育園の先生達は、かわいいエプロンにジャージやラフな格好が多いですが、日本とはまず服装が違いました。
私がボランティアでこの保育園に通うようになった時に、園長先生から「あなたの写真を一枚欲しいんだけど。」と言われました。
日本から小さなアルバムで写真を持ってきていたので(海外をあちこち回っている友達から「写真を持って行くと、新しく出会った人達といろいろ話ができていいよ!」と聞いた事があったので^^)、その中から一枚を園長先生に渡しました。
その時に「自己紹介の文章を書いて欲しい。」とも言われ…
3ヶ月語学学校に通ったとはいえ、そのころの私の英語力では、つたない感じの自己紹介文しか書けませんでしたが、なんとか書いて渡すと…
後日、こんな感じのものが♪
私の写真&紹介文章を保護者の方向けに、一枚にまとめた物を作ってくれました!!
「わーっ!ありがとう!!」という気持ちになり、本当に嬉しかったです(*^-^*)
私の母が着物の着付けを習っていた時に、着付けの練習として着せてもらった着物の写真が思わぬところで、最高の形で使われました☆
ボランティアで各年齢のクラスで数週間ずつ過ごしましたが、私が入っている間はそのクラスのドアや入り口近くの壁に、この紹介文&写真を貼ってくれました。もちろん、クラスの保護者の方達とは送迎で顔を合わせたときに挨拶や自己紹介をしましたが、この紹介のお陰で早く顔と名前を覚えてもらったと思います!
ボランティアを始めた頃は十分な英語力もなく、園の先生達が子ども達に話しかけるのを聞きながらだったり、先生達同士や保護者の方との会話から英語を学びました。
徐々に先生達の話してることがわかるようになってくると「こういう時にはこんなふうに言えば良いんだ。」「こういう表現を使うんだ!」ということなどがわかってきて子ども達、先生達、親御さん達とのコミュニケーションが楽しくなっていきました♪
手強いのはやはり子ども達で、私が他の先生達のように流暢に英語を話せないことがわかると、何か注意されても”聞こえないふり~”だったり、一度では聞かない…などということがありました(^_^;)
まぁ、私の英語じゃ伝わってなかったのもあると思いますけど(笑)
日本の保育園でも、新しい先生やたまにしか会わない先生で子ども達との信頼関係が浅いと同じようなことがあるので、言葉だけの問題じゃないのかもしれませんが…
言葉のハンデがあるのはわかっていたことなので、そんな時はそばまで行って子どもの目を見て説得!!
私の英語力は…まぁ、あれでしたが…(笑)子ども達は雰囲気や時には迫力で(危ない事をしていたときには、こちらも真剣なので!)理解してくれていました。
「日本と海外の保育園は、どんな違いがあるんだろう。それを知りたい!海外の保育園を見てみたい!」…という思いで飛び込んでみた、保育園でのボランティア。
日本で保育士として働いていた経験があったことから、3ヶ月後くらいから「パートの仕事をやってみない?」というお話をもらいました。
もちろん答えは「YES!」(^-^)
ボランティアとして受け入れてもらえたことも本当にありがたかったのに、お金をもらって働くことができるなんて、本当に感謝の気持ちで一杯でした♡
オーストラリアの保育の内容は日本とは違う部分もありました。
保育の内容だけじゃなく、日本とオーストラリアの先生達の違いはあるのかな…ボランティアをする前にはそういう思いもありました。
日本の保育、幼児教育に対する考え方とオーストラリアのとは違うかもしれませんが、実際の保育の中では先生達が子ども達を見る視点は同じなんだなと感じる事が多々ありました!
特に感じたのは、子ども達を褒める事と注意する時のタイミング!!
一番印象に残っているのは、園庭で大きいクラス(4~5歳児)の子達が遊んでいた時…
ちょっと乱暴な遊び方をしていて、周りの子達との関係が気になる子がいました。
子ども達同士の関わりと状況を見守りながら、ちょっと様子を見よう…と思い、しばらく見守っていました。
でも乱暴さは治まらず、エスカレートしてきたので「これ以上はダメだ!!」と思い、注意をしようとその子の名前を呼んだ時、ピッタリ同じタイミングで側にいた担任の先生もその子の名前を呼んでいました!!
二人から同時に大きな声で自分の名前を呼ばれて(もちろんこの場合は、優しい雰囲気では呼ばないので…笑)、その子は「マズイ!!」と思ったようで、それまでやっていたことを止めました。
本人もちゃんとわかってるんですよね(^_^;)
担任の先生も私もそれ以上は何も言わず、逆に二人のタイミングが面白いくらいピッタリだったので、目を見合わせて笑ってしまいました。
同じ保育士として、子どもを見る(保育する)という視点では大きな違いはないんだな~と感じた出来事でした(^-^)
元気に子ども達をリードして遊びを作っていく先生、優しい雰囲気で包み込むような保育をする先生、子ども達の興味をうまく引き出していく先生など、国は違ったりその国での保育や教育指針の違いはあっても、先生達に大きな違いはないんだなと感じました。
各クラスの担任の先生が行き詰まったときに、ちょっとしたヒントをくれたり、子どもと先生との関係をちょっぴり調整してくれる事務の先生(たぶん日本の主任先生の立場の保育士)、人手の足りないクラスの補助に入るベテランのフリーの先生、みんなのお母さんのように、なんとなく安心感を感じさせる園長先生。
保育士同士だからわかりあえた部分もあったと思いますが、国が違っても共通する部分はあるんだなという貴重な経験をさせてもらいました。
先生達、みんな元気かな。
いつか再会してみたいな☆(*^-^*)
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