前回の続きです。
一人ひとりの子ども達、生徒達の得意なこと、好きなことをどんどん伸ばすことを大切にと考えているニュージーランドの教育。
「私はニュージーランドの教育が大好きなんです!」と言う、ニュージーランド在住の留学カウンセラーの方のお話は、私にとってとても興味深いものでした。
なかでも「わ~っ!それ楽しそう♪」と思ったのは、ニュージーランドの高校の授業でした。
ニュージーランドの高校の授業は、全て選択制だそうです!
日本の高校では、クラスの全員が同じ時間割。
私が通っていた高校では、社会科で地理、歴史、公民の中からの選択授業があったくらいです。
ニュージーランドの高校の選択授業は、国語や数学、理科などの主要科目はもちろん、他にも演劇やダンス、写真、観光、クッキングなどの授業も選べるそうです☆
なんだかワクワクしませんか?
私は、その話を聞いたときに「楽しそう!」と思うのと同時に、可能性がパーッと広がる感じがしました!
感覚や考え方の柔軟な若い時に、自分の興味のあること、好きなことを学んだり取り組めることで、次の新しいアイディアに繋がったり、自分の興味の幅が広がったり、目標がみつかるんじゃないかと感じました。
日本では高校卒業後の進学の時に「自分のやりたいことがわからない、将来どんな仕事がしたいかわからなくても、大学に行ってから見つけたらいい。」という考え方があります。
自分の好きな教科、興味のある分野の学部があるならそれを選び、なくてもとりあえずどこか大学に通いながら将来どうしたいかを考え見つける。
私は高校生の時に、その考え方の意味がわかりませんでした。
将来やりたいことがわからないのに、どうやって学部を選べばいいかわからない…
ちょっとひねくれ者だったのかもしれませんけど(笑)
もちろん「将来○○になりたいから、この学部を選ぶ」と進学してる人もたくさんいると思います。
それがいい、悪いというわけではありません。
ニュージーランドの高校で授業を自分で選択していく時には、将来の自分のなりたい職業のことも視野に入れて選んでいく必要があるそうです。
もし、将来医療系の道に進みたいなら、日本と同じように大学受験では理科、数学が必要になってくるので高校の授業で理科、数学を選択しておく。
選んでおかないと、受験の時に困る…
進学時の受験科目のことも考えながら、高校での科目を選択する。
ニュージーランドの子ども達は、早い段階から自分は将来なにをやりたいか考えるそうです。
また、表見することが好き、踊ることが好き、料理が好き、写真を撮ることや見ることが好きなど、好きなことがある場合。
そんな自分の「好き」が選択科目の中にあったら、とても嬉しいだろうしテンションが上がるだろうな~♪
学校に行くのが楽しくなるだろうなと思いました。
レッスンをしている生徒さんの中に、英語とお菓子作りが好きな子がいるいから、英語でクッキングの授業を受けたら楽しいだろうなと思いました。
この話を、その生徒さんにすると「えぇー!すごい!楽しそう♪」と目をキラキラさせていました☆
そうだよねー(*^-^*)
またニュージーランドでは高校卒業後にすぐ進学せずに、一度働いてやりたいことが見つかったら、大学に通うというのも一般的だそうです。
大学には、やりたいことや学びたいことが見つかった時に行く。
これはオーストラリアもそうでしたが、一度社会人となって働いてからでも、やりたいことや学びたいことが見つかったら、年齢関係なくその時に大学に学びに行く。それが自然で普通のこと。
私がオーストラリアでホームステイした先のホストマザーは、離婚してシングルで2人の子供を育てていましたが、幼児2人のママだけど「今年は大学で勉強するの。」と言っていました。
海外の文化や習慣をまだよく知らなかった、その頃の私にはその言葉はとても印象的でした。
日本だと社会人になってから仕事を辞めて大学に行くのは、なんだかハードルが高いし、まして小さい幼児の子供がいるお母さんが大学に行くという選択はなかなかできないだろうなと、その時に思いました。
やりたいことをやりたい時にやる、やりたいことを諦めない。
これは素敵な考え方だなと思います☆