私たち日本人の多くは、学生時代の英語の授業で、それぞれ個人差はあるとしても、読む、書く、聞く、話すの中では比較的、読み書きが得意だったりします。
興味があれば、読み書きは自分でも勉強しやすいものでもありますしね。
そして「話す」というのが、一番ハードルが高いもの。
「話すことが一番難しい」
「少しでも話せるようになりたい」
多くの人がそう感じているのも事実です。
私自身も、英語が全然できないところから留学して、話すことは少しずつ少しずつ、一番最後にできるようになってきました。
ネイティブの人が話しているのを聞く、
同じ表現を繰り返し聞くことで、理解していく、こういう風に使えばいいんだとわかってくる。
少し時間が経ってから、繰り返し聞いて覚えたものを自分で使うことができるようになる。
「あっ!ここで使うんだ!」それがわかる瞬間ってあるんです!
そして使えた時には、心の中で「やったー!」と嬉しくなっています(*^-^*)
環境を考えると、話すことは日本にいるとやっぱりどうしても一番最後になってしまいます。
「少しでも話せるようになりたい」
そう思って、そこを目標にレッスンを始める人が多いので、中学生以上のレッスンでは会話を学べるテキストを取り入れています。
大人のレッスンでは特に、生徒さん自身が何を学びたいか、どんなことを望んでいるのかを大事に聞くようにしています。
決められたことをやるより、自分の知りたいことや学びたいと感じることをやる方が、興味も湧くし楽しんで学ぶことができる。
プライベートレッスンなので、自分のやりたいこと、学びたいことにしっかり時間を使ってもらえたらいいいなと思っています。
大人のレッスンで、基本的に使っている会話のテキストと文法を学ぶテキストがあります。
そのうえで生徒さんの希望や学びたいこと、目指すことがあれば、その生徒さんに合わせて他のこともレッスンに取り入れたりしています。
最近レッスンを始めた大人の生徒さん。
大人のレッスンで使っているテキストをお見せしたところ、なんとなく気乗りしない様子がありました。
その様子を見て、私自身も「何か違うな…」と感じました。
すごくやる気があって、ご自身でも時々勉強されていたようなので、レッスンを受けることは楽しみにしてくださっているだけに、モヤモヤした状態でスタートして欲しくないなと思いました。
「どんなことを学びたいですか?
ご自分の中で何か目標みたいなものはありますか?」
そう伺ってみると、「仕事で英語のサイトを見ることもあるので、英文を読むことが苦じゃなくなりたい。」
どうやらそれが、一番望むことのようでした。
「その次が、子ども達とも英語でちょっとした会話ができたりしたらいいなと思います。」
それを聞いてレッスンの方向性が見えてきました!
その方にとっての一番やりたいことは、英文を読むことに慣れること。
それがわかると、「この生徒さんとのレッスンで使うテキストは、これじゃないな」というのが、私にもはっきりとわかりました。
改めてどんな教材を使ったらいいのかを考え、文法を学ぶのは英語のみで書かれたもので、ボリュームもあるものを選びました。
英語のサイトを読むこともあるとのことなので、英語のストーリーをリーディングの教材として選びました。
翌週、改めて教材として使おうと思うテキストをお見せしたところ「これ楽しそうですね!」
そんな返事が返ってきました♪
「楽しそう♪」とウキウキ、ワクワクする気持ちって、本当に大切です。
ワクワクしながら学ぶのと、楽しさを感じないでやるのとでは、同じ学びや勉強でもその時間に大きな違いが出てくると思います。
もちろんその過程や結果にもそれが現れると思います。
楽しくなければ、もしかしたらモチベーションが続かなくて、途中で嫌になったり飽きてしまうこともあります。
そして実際に「楽しそう!」と感じてレッスンを始めてから、その生徒さん自身もすごく生き生きと学ばれています☆
私自身も、また違うテキストや教材を使うレッスンで自分の学びにもなっているし、経験を積ませてもらっています。
ありがたいことだなと感じます。
実はこの生徒さん、お子さんが私のレッスンを受けていてくれている、生徒さんのお母さまなんです。
「自分自身も学びたい」
その気持ちを大切にされて、学び始めたこと
お子さんに「英語がんばって」というだけじゃなく、自分自身もがんばっていること
そして、その姿をお子さんに見せていること
とても素敵だなと思います(*^-^*)
お母さまのレッスンの時には、小学校低学年の生徒さんは近くでゲームをしたりしながら静かに待っていてくれています。
お母さんの学ぶ姿、がんばっている姿、楽しそうな姿を見て、その子なりにいろいろ感じているんだろうなと思います。
私も素敵な親子の姿を見させていただいています☆
その生徒さんの
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