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笑顔の力

週に一度のレッスン。

その時間が楽しいものになればいいなと思いながら、いつも生徒さんと向き合っています。

 

機嫌のいい元気な日があれば、疲れている日、嫌なことがあってイライラしている日、ちょっと悲しい日…

子どもに限らず、大人もみんないろいろな日がありますよね。

 

 

いつもレッスンの初めには、今日あったことや週末のことなどの話をします。

レッスンで会ったときに「あっ、今日はちょっと機嫌が悪いな」とか「あれ!?今日はなんだか様子が変だ。何かあったのかな?」と感じる時は、ゆったりした雰囲気でいつもよりちょっと丁寧に聞いています。

すると「あのね…」と話し始めたり、「先生聞いてよ!」と思っていることをワァーッとしゃべって、ちょっとスッキリしたり。

逆にあまり話したがらない時は、そっとしておいたり…

 

そんな日でもレッスンの中で興味のある内容が出てきたり、わからないことが理解できたり、できなかったことができるようになるとみんな自然と笑顔になってきます☆

そうなると機嫌が良くなり、気持ちが切り替わるのも時間の問題…というか、あっという間!

最後は笑顔で終われるとお互いに嬉しいし、楽しかったという気持ちでレッスンを終えることができます♪

 

 

楽しみながらレッスンができたらいいなと思ってやっていましたが、先日何気なく見たテレビの番組で、笑顔には力を引き出すパワーがあるということを知りました。

 

途中から見たので、詳しくわからない部分もあるのですが、意欲のないネガティブ思考が蔓延している少年野球チームに、心理学や脳科学(?)か何かのスペシャリスト(この辺が見ていない部分で定かじゃないのですが…^^;)の人が、特別講師のような形で数日間チームの子ども達と一緒に過ごし、みんなのモチベーションを上げていく…という内容でした。

その講師の方が最も大切にして、みんなに伝えていたのが「笑顔」と「コミュニケーション」でした。

 

チームの子ども達は疲れていて無表情。惰性で練習やプレーをしている。

自分たちはできる、試合で勝てるという自信が無い…

その状態を打破するために、まずはゲームなどを取り入れながらみんなで楽しむ。そして、笑うということから始めていました。

コミュニケーションが増えると自然と笑顔も増える。そうするとチームの雰囲気が明るくなる!

 

子ども達の心が緩んだ頃に、いつもの状態と笑顔の状態で、それぞれボールを投げてもらうという実験をしていました。

まずは普段通り全力でボールを投げる。

次に笑顔でボールを投げる(もちろん全力で)。

そうするとほとんどの子が笑顔で投げた方が、数キロ~10キロ近くボールの速度が増していました!!

 

その講師の方が言われていましたが「普通に考えると笑顔で(笑いながら)プレーすると”ヘラヘラするな!”と怒られると思いますが、実は笑顔でやったほうが身体もリラックスして、力が出るんです」との事でした。

 

勝負の世界では、常に笑顔でとういうのは難しい場面もあると思いますが、良い結果に繋がるなら笑顔でやる方がチームの雰囲気も明るくなるし、何より自分自身が楽しみながらプレーできるのではないかと感じました。

 

 

そして、笑顔とコミュニケーションが大切というのも、とても共感できるし納得できます!

言葉はコミュニケーションのツール。だから生徒さんにはコミュニケーションを楽しんでもらいたいし、そのためにもレッスンは楽しい雰囲気でやっていきたい。

そう思いながらレッスンを続けてきました。

 

時には「もう少し厳しさがある方がいいのかな…」と迷いを感じることもありましたが、たくさん笑って楽しいレッスンの方が生徒さんはもちろんですが、私自身も気持ちよく過ごせる。そう感じていました。

 

何より笑顔に力を引き出すパワーがあるのなら、笑いながら楽しんでやる方が理解も早いし覚えもいいってことですよね☆

 

うん、これからもいっぱい笑って、笑顔で楽しいレッスンをしていこう!(*^-^*)